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20歳前の交通事故が原因の高次脳機能障害で障害基礎年金2級受給した事例。

傷病名: 頭部外傷による高次脳機能障害

性別(年齢):男性(30代)

決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級

受給額:年額約78万円

相談時の相談者様の状況

15年ほど前、学生時代に交通事故にあい、その後通院を継続している方を医師からご紹介いただき、そのご家族とお会いして詳しくヒアリングさせていただきました。

 ご家族からは、「人格が変わってしまった、感情をむき出しにする、金銭管理が全くできない、書類の内容を理解できない」など、事故後に変化のあった点、困っている点などを伺いました。

 また一度裁定請求をしているが不支給となったとのことでしたので、裁定請求書類一式を年金事務所から取り寄せて確認しました。

その結果、障害認定日当時の診断書では、3級にも該当していないことが分かりました。

当時は高次脳機能障害という病名こそありましたが、障害の実態が理解され始めたのはおよそ10年前からです。そのため、当時の診断書はご本人の状態が正確に映し切れていませんでした。

実際、障害認定日の診断書を改めて作成していただきましたが、内容は不支給のときの診断書と変わりませんでした。

現在の主治医と話し合い、認定日請求は諦め、事後重症のみで請求することにしました。

結果

結果、障害基礎年金2級が決定しました。遡及はできませんでしたが、今後の生活の支えの一部となる年金が支給されることになり、ご家族とともにホッとしました。

 

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