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労災年金との併給。

傷病名: 高次脳機能障害

決定した年金種類と等級:障害厚生年金2級

受給額:年額約135万円 遡及5年分約670万円

相談時の相談者様の状況

医師からご紹介いただき、近くまでうかがい、お話をお聞きしました。

 8年前の通勤災害で頭部を強打し高次脳機能障害を発症。その後業務が行えなくなり他部署へ異動しましたが、そこでも順応できず退職しました。労災認定を受け、労災年金を受給中です。

 事故当時から現在までの状況をヒアリングし病歴就労状況等申立書を作成、参考資料を添付し障害認定日および現在の状態の診断書作成を依頼しました。

 今回のケースはすでに8年前の交通事故ですので損害賠償額との調整期間は過ぎていましたが、原則どおり第三者行為事故状況届および確認書を添付しました。

 またすでに特別支給の老齢厚生年金を受給中でしたので、2級に認定された場合または3級に認定された場合をそれぞれ想定し、一番有利な方法を選択することをご本人に説明するし、手続きを行っていきました。

 また最終的には労災年金との調整もあること、決定した場合には労災年金が過去にさかのぼって減額になることもお伝えし理解いただいた上で進めました。

結果

結果として、障害厚生年金2級が決定し、5年分の遡及もありました。

労災年金は減額されましたが、労災年金と障害厚生年金・障害基礎年金を合わせると受給金額は1年間で数十万円増額すること、労災年金過去分を一部返還しても一時金として手元に数百万円が残ることを、書類から確認しご説明しました。

 

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