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海外駐在中に脳腫瘍を発症し地元の病院に救急搬送。初診日を証明するために苦労したが、結果として高次脳機能障害で障害厚生年金2級受給。

傷病名:高次脳機能障害 

性別(年齢):男性(40代)

決定した年金種類と等級:障害厚生年金2級

支給額:年額約200万円、遡及額約400万円

 

相談時の相談者様の状況

東京高次脳機能障害協議会様の講習会で社労士・中村の講義を聞いたとおっしゃり、事務所へ来てくださいました。海外で脳腫瘍を発症し、高次脳機能障害を後遺されたご子息についてのご相談でした。

海外事務所に勤務中、頭痛・嘔吐のため入院し精査の結果、脳腫瘍が確認されました。海外の病院にて医師から、直ちに帰国し日本で治療を受けるよう指示されました。急遽帰国し切除手術を受けましたが、術後、注意力低下、記憶力低下、社会的行動障害などが出現し、仕事ができなくなりました。1年ほど休職し、リハビリを受け元の職場に戻りましたが、遅刻や欠勤が続き、現在は保健師のそばで軽作業を行っています。今後も在籍できるかどうかご家族が大変心配をしていらっしゃいました。

相談から請求までのサポート

海外駐在中に脳腫瘍を発症し、地元の病院に救急搬送。初診日を証明するために、海外の病院に電話するも、英文紹介状(診療情報提供書)を発行しているのでそれで確認してくれとのことでした。2番目の日本の病院で受診状況等証明書を取得し、上記紹介状の一部が添付されていましたので、これを当事務所で翻訳し、初診日を確認しました。

障害認定日も現在も厚生年金加入中ですので、仕事の内容、元の職場を離れざるを得なかった理由、勤怠、日常生活等、詳細にまとめ、診断書作成時に医師にお渡ししました。

結果

障害厚生年金2級が決定しました。さらに、2年半の遡及も認められました。ご家族に大変喜んでいただくことができました。

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