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障害基礎年金2級の受給権を取得し、65歳以降の年金受給プランをサポート。

傷病名:脳梗塞後の高次脳機能障害

性別:男性 60代

決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級

支給額:年額約78万円

 

相談時の相談者様の状況

高次脳機能障害患者会様よりの紹介でご相談にいらっしゃいました。人工骨頭装着によりすでに障害厚生年金3級を認定され受給中です。その後脳梗塞を発症し高次脳機能障害を後遺されたため、こちらでも認定を受けた場合、年金はどうなるでしょうか、とのご相談でした。

 

相談から請求までのサポート

脳梗塞の初診日が国民年金加入であること、2年後63歳になると障害者特例の対象となることから、どのように進め、いつ何を選択するかを慎重に検討しました。

まず高次脳機能障害での認定を目指し、受診状況等証明書および診断書を取得し、病歴就労状況等申立書を作り裁定請求しました。

結果

障害基礎年金2級に認定されました。

これにより障害厚生年金3級と障害基礎年金2級の選択となりました。障害厚生年金3級の年金額が約90万円でしたので、障害厚生年金3級を選択しました。その結果、障害基礎年金2級は支給停止となりました。

今後については、63歳になった時点で特別支給の老齢厚生年金および障害者特例を選択しします(障害厚生年金3級は支給停止)。

65歳の時点で、障害基礎年金2級を復活させ、1階部分を満額受給します。ただし、復活させるためにはその時点で診断書を提出することが必要です。

少々複雑ですが、その時々でベストな方法を選択できるようご本人およびご家族に書面で説明しました。

 

執筆者紹介

中村 美惠子
中村 美惠子
中村美恵子(なかむらみえこ)
社会保険労務士・医療労務コンサルタント。日本橋を拠点に障害年金をサポートしている。累計相談数6,000件超(2024年6月現在)

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