障害認定日休職中で3級、現在2級で170万円、遡及分350万円も受給。
傷病名:障害認定日:うつ病エピソード 現在:双極性感情障害
性別(年齢):
請求方法:
決定した年金種類と等級:障害厚生年金2級
受給額:年額約140万円
相談時の相談者様の状況 ご家族と一緒に面談に来てくださいました。
8年前、集中力の低下、考えがまとまらない、頭痛などの症状が現れ、上司に勧められ診療内科を受診しました。
「抑うつ神経症」で投薬による治療を開始しました。
その後異動があり気分が一新したのも束の間、月100時間の残業が数ヶ月続きました。
朝起きられなくなり頻繁に欠勤するようになりました。
頭痛がさらにひどくなり、ホームで飛び込みたいと思うようになりました。
主治医に告げたところ、1ヶ月休職するよう指示が出ました。
休職中はなんとか生きている状態で、日常生活は全面的に家族に頼っていました。
1年後主治医から復職OKが出て職場復帰したものの、数ヵ月後には出社不能となり会社から休職命令が出ました。
1年半休んだのち復職を試みましたが数日で断念。
再度休職に入り、最終的に退職を選択しました。
その後数年が経過した現在もなお就労の目途が立たないことから、家族に勧められ障害年金請求を決断しました。
相談から請求までのサポート
神経症は原則として障害年金の対象となりません。
ただし精神病の病態を示している場合は、その旨が診断書に記載されれば対象となります。
医師にこれを説明しようとしましたが、「当時は休職中で、なんとか生きている状態であったこと」を理解してくださりその結果「うつ病エピソード」の病名で請求でき、説明は不用でした。現在は双極性感情障害で請求しています。
結果
障害認定日が3級、現在が2級と決定しました。遡及分は時効のため5年分を受け取りました。
執筆者紹介
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中村美恵子(なかむらみえこ)
社会保険労務士・医療労務コンサルタント。日本橋を拠点に障害年金をサポートしている。累計相談数6,000件超(2024年6月現在)
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