うつ病で障害厚生年金3級を受給。
傷病名:うつ病エピソード
性別(年齢):男性
決定した年金種類と等級:障害厚生年金3級
受給額:約60万円
相談時の相談者様の状況
新年度から新しい業務が加わり業務量が増加し、不眠が出現しました。
その後ご家族の死をきっかけに気分の落込み、疲労感、意欲の低下も出現しました。
仕事を続けていけるかどうか不安になり診療内科を受診したところ「休職しなさい」と医師から言われ休職を開始し傷病手当金を受給しながら療養しました。
契約更新時が近づき、会社側から「体調が戻ったら復職して欲しい、業務量を減らすから」と言われましたが、結局契約更新することができず退職となり、障害年金受給を考えるようになりました。
相談から請求までのサポート
退職後にサポートのご依頼をいただきました。
初診日の証明(受診状況等証明書)の取得し初診日を特定。
その後主治医に診断書作成依頼をしました。
同時に病歴、日常生活について丁寧にヒアリングをしました。
ヒアリングに基づいて病歴・就労状況等申立書を作成。
ご本人とのやりとりを通し、加筆をしていきました。
結果
厚生年金3級に決定し、年金額は約60万円となりました。
障害認定日請求も今回のケースでは、ヒアリングによる詳細な病歴就労状況等申立書を作成したこと、申立書の内容を医師が診断書にきちんと反映してくださったことが受給につながったと思います。
医師に診断書を依頼する方法はいくつかありますが、ご本人と医師との関係を重視しながら最善の方法を取れたと思いました。
執筆者紹介
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中村美恵子(なかむらみえこ)
社会保険労務士・医療労務コンサルタント。日本橋を拠点に障害年金をサポートしている。累計相談数6,000件超(2024年6月現在)
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