脳挫傷により障害基礎年金1級受給。
傷病名:脳挫傷
性別(年齢):
請求方法:
決定した年金種類と等級:障害基礎年金1級
受給額:年額約97万円
相談時の相談者様の状況
面談にはご家族が来てくださいました。
交通事故で頭部を負傷し、救急搬送先で、脳挫傷、頭蓋骨骨折、急性硬膜下血腫と診断され、食事・移動(車椅子乗降時2人介助)・排泄・清潔・コミュニケーション・内服等ADLは全介助となりました。
その後リハビリのため転院。若干表情が見られるようになりましたが、現在もADL全介助の状態です。
高次脳機能障害も発症していらっしゃり、精神の診断書でも肢体の診断書でも1級に該当することが予想できましたが、肢体の診断書を選択しました。
結果
2か月の審査を経て1級が決定しました。
高次脳機能障害の場合、精神、肢体、言語機能、眼、聴覚など症状のある部位によりさまざまな診断書で請求することが可能です。
また複数の診断書で請求することもできます。
ですが、診断書が多いと当然審査に時間がかかりますし、診断書作成料もかかってしまいます。
どの診断書を選択すればよいのか、1つの診断書でいいのか、あるいは複数の診断書を出したほうがいいのか、そうした選択については、専門家にご相談されることをお勧めします。
執筆者紹介
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中村美恵子(なかむらみえこ)
社会保険労務士・医療労務コンサルタント。日本橋を拠点に障害年金をサポートしている。累計相談数6,000件超(2024年6月現在)
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