裁判記録から20歳前傷病を証明。スモン病で障害基礎年金2級を受給した事例。
傷病名:スモン病
性別(年齢):女性(50代)
請求方法:事後重症請求
決定した年金の種類と等級:障害基礎年金2級
受給額:年額約78万円
相談時の相談者様の状況
3歳のときにスモン病と診断されました。スモン病の悪化で、関節の痛みやしびれから歩行がだんだん困難になってきました。筋力の低下、平衡感覚異常などもあり、外出には常時杖を使用し、付き添いが必要な場合も多くなってきました。
障害年金のことを初めて知ったとおっしゃり、当事務所へ相談に来てくださいました。
相談時から請求までのサポート
3歳から19歳まで通院した病院にカルテは残されていませんでした。2番目の病院で受診状況等証明書を取得したところ、通院開始が21歳だったことがわかりました。
20歳前に初診日があることを証明するため、スモン病患者として集団訴訟をしたときの裁判記録および和解調書を閲覧し、謄写しました。ご本人の名前が原告のひとりとして載っていました。これを20歳前傷病の証明とし、2番目の通院先の受診状況等証明書を添付しました。
診断書は、現在の主治医が丁寧に書いてくださいました。
結果
障害基礎年金2級に認定されました。
執筆者紹介
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中村美恵子(なかむらみえこ)
社会保険労務士・医療労務コンサルタント。日本橋を拠点に障害年金をサポートしている。累計相談数6,000件超(2024年6月現在)
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