MENU

関節リウマチで障害厚生年金2級を取得、年間約160万円の受給が決定したケース

傷病名:関節リウマチ
性別・年代:男性(50代)
決定した年金:障害厚生年金2級
請求方法:事後重症請求
年間支給額:約160万円

相談時の状況

相談者は、平成23年頃から手首に痛みを感じるようになり、医療機関を受診したところ関節リウマチの疑いを指摘されました。その後、専門医療機関を受診して関節リウマチと診断され、投薬や自己注射などによる治療を長年にわたり継続してきました。

しかし、治療を続けても症状は十分に改善せず、発症から数年後には手足を動かすことが難しくなりました。着替え、ボタンを留めるといった日常的な動作にも支障が生じ、外出時にも電車の利用や階段の上り下りが困難になるなど、生活への影響が次第に大きくなっていきました。

一方、経済的な事情もあり、仕事を辞めることは容易ではありませんでした。

事務職として勤務していましたが、職場から在宅リモート勤務や、できるだけ手先を使わない仕事内容にしてもらうなどの配慮を受けることで、何とか就労を継続していました。出社が必要な場合には家族に最寄り駅まで車で送迎してもらうなど、就労を続けるためにも家族や職場からのサポートが欠かせない状況でした。

治療を続けながら仕事や日常生活を維持することに限界を感じ、障害年金についてインターネットで調べたことをきっかけに、当法人へご相談いただきました。

相談から請求までのサポート

ご相談を受け、これまでの長い治療経過と、現在の日常生活・就労状況を整理することから進めました。

関節リウマチの場合、単に傷病名や「痛みがある」ということだけではなく、関節の障害によって日常生活や労働が実際にどの程度制限されているのかを具体的に伝えることが重要です。

そこで病歴・就労状況等申立書では、発症から現在までの治療経過を時系列で整理するとともに、現在抱えている生活上の困難について具体的にまとめました。

特に、食事の準備を一人で完結できないこと、入浴や着替えに家族の援助が必要であること、外出には杖を必要とすること、痛みが強いと歩行そのものができなくなることなど、日常生活の実態が審査側に伝わるよう整理しました。

また、相談者は仕事を続けていたため、単に「就労している」という事実だけでは実際の障害状態が伝わりにくい点にも注意しました。

長年にわたる関節リウマチの治療歴だけでなく、「現在、生活や仕事で何ができなくなっているのか」「どのような援助や配慮を受けて生活しているのか」が分かるように整理し、障害年金の請求手続きを進めました。

結果

請求の結果、関節リウマチで障害厚生年金2級が認定され、年間約160万円の受給が決定しました。

相談者は、症状による身体的な負担を抱えながら、5人家族の生活や将来のことを考え、仕事を続けていました。

障害年金の受給が確定したことで経済的な不安が軽減され、「受給が確定して安心した」とのお声をいただきました。

担当者からのコメント

関節リウマチで仕事を続けている方の中には、「働いているから障害年金は受給できないのでは」と考えている方もいらっしゃいます。

しかし、就労している場合でも、実際の障害状態に加え、仕事内容、勤務形態、職場で受けている配慮や援助などを含めて状況を整理することが大切です。

今回のケースでは、在宅勤務や業務内容への配慮を受けながら就労を継続している一方、日常生活では家族による多くの援助を必要としていました。

そうした実態を具体的に整理して障害年金を請求した結果、障害厚生年金2級・年間約160万円の受給決定につながった事例です。

執筆者紹介

高木 悟子
高木 悟子
特定社会保険労務士・年金アドバイザー

関連記事

クイックタグから関連記事を探す

「肢体関節リウマチ」の記事一覧