がん経験者就労支援
こんにちは!社労士の中村です。
国ががん経験者の就労支援に
力を入れ始めていることをご存知ですか?
現在がんに罹患するリスクは男女ともにほぼ二人にひとり。
国民の二人に一人ががんに罹る時代です。
がん経験者は年々増加しており、3人にひとりは就労可能な年齢
(20歳~65歳)で罹患しています。
がんがとても身近な病気であることがわかります。
一方、治療法の進歩や検診の普及による早期発見などの成果として、生存率が向上しています。
最近は比較的副作用の少ない抗がん剤が開発されていること、日常生活を送りながら通院できるような治療法が確立されてきているとも聞いています。
今はがんと共存する時代であり、治療をしながら生活し仕事をする=治療と仕事の両立が必要な社会になってきました。
こうした現状を踏まえ、国もハローワークに専門相談員を置き、がん診療連携拠点病院などと連携し、平成25年就労支援モデル事業を開始しました。26年度には事業拠点を増設しています。
障害年金の相談の中で、「がんの治療中だけれどできれば仕事をしたい」「短時間勤務ならできるんだけど」「ほんとは仕事を辞めたくなかった」等の声を聞く機会が増えています。「仕事」は、もちろん生活の糧を得る手段ではあるけれど、それと同じくらい「社会とのつながり」なのではないかと思います。
がん経験者の方々の声を会社へ届けられるよう、仕事と治療の両立ができる社会を目指し、出来ることからスタートさせていきたいと思います。
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