非結核性抗酸菌症で障害厚生年金3級 約58万円受給した事例。
傷病名: 非結核性抗酸菌症
性別(年齢):
請求方法:
決定した年金種類と等級:障害厚生年金3級
受給額:約58万円
相談時の相談者様の状況
仕事ができなくなり退職しました。
障害年金を受給したいのですが、とおっしゃって当事務所へ面談に来てくださいました。
数年前より疲れやすく咳が続くようになりました。
会社の健康診断で呼吸器系に異常が認められたため、近医を受診したところ、大学病院を紹介されました。
精査の結果、非結核性抗酸菌症と診断されました。
薬を飲んでも倦怠感が取れず労務不能となり退職しました。
相談から請求までのサポート
初診日は健診後に受診した近医に書いていただきました。
現在の診断書は大学病院の主治医にご本人が通院時に作成依頼をしました。
その後主治医から当事務所へ作成に関する問い合わせがきましたので、記載ポイントをお伝えしました。
現在の状態を詳しくヒアリングし、病歴就労状況申立書には症状を正確に記載しいかに就労がむずかしいかをアピールしました。
結果
障害厚生年金3級が決定しました。
非結核性抗酸菌症は、結核菌以外の抗酸菌による感染が原因となって起こる呼吸器疾患です。
抗酸菌は大変ゆっくりと増殖するため、病状も徐々に進行します。
咳や全身の倦怠感、痰などが主な症状です。
薬物療法による長期間の治療が必要となることが多く、薬の副作用が出現する可能性もある傷病です。
診断書との整合性をとりながら病歴就労状況等申立書に困っている点を正確に記載することが必要と思います。
執筆者紹介
-
中村美恵子(なかむらみえこ)
社会保険労務士・医療労務コンサルタント。日本橋を拠点に障害年金をサポートしている。累計相談数6,000件超(2024年6月現在)
最新の投稿
- 7月 22, 2024乾癬性関節炎膠原病(乾癬性関節炎)にて障害厚生年金3級を受給した事例。
- 7月 1, 2024肢体7年前に労災(障害補償給付)として認定されたが、その後、認定日請求して障害厚生年金3級を受給した事例。
- 5月 20, 2024精神知的障害と自閉症にて障害基礎年金1級を受給した事例。
- 5月 20, 2024脳血管障害脳出血による右片麻痺にて障害基礎年金2級を受給した事例。