S状結腸癌・腹膜播種で障害基礎年金2級決定、遡及分約160万円も受給。
傷病名:S状結腸癌・腹膜播種
決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級
受給額:160万円
相談時の相談者様の状況
当事務所には奥様がいらっしゃいました。
会社の健康診断で便潜血がありましたが特に検査を受けませんでした。6年ほど経過した頃、腹痛のため内科を受診し大腸がんと診断され、大病院へ転院し切除。その後人工肛門造設となりました。この時点では国民年金でした。
大腸がん切除手術以降、両肺への転移、腹膜播種などが見つかり、1年半の間に遠方で5回の手術(開腹、開胸、内視鏡)を受け、体重が健康時より30キロ以上減少していました。抗がん剤の副作用もありました。
人工肛門造設は障害厚生年金3級に該当します。障害厚生年金での請求を考えましたが、時期的にちょうど初診日を検診日により証明することが原則としてできなくなったため、がんによる障害基礎年金請求に切り替えました。
相談から請求までのサポート
遠方であったため診断書の取得はご家族にお任せし、通院時に取得していただきました。病歴就労状況等申立書作成はご家族との共同作業でした。病状、手術内容などをできるだけ詳しく記載するよう努めました。病院から出されたサマリーも参考資料として添付しました。
結果
結果、障害認定日における障害基礎年金2級(遡及分約160万円)が決定しました。
ご家族から決定の連絡をいただいたときには、本当に良かったという思いがこみ上げてきました。
執筆者紹介
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中村美恵子(なかむらみえこ)
社会保険労務士・医療労務コンサルタント。日本橋を拠点に障害年金をサポートしている。累計相談数6,000件超(2024年6月現在)
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