乳がんで社会的治癒が認められた事例。
傷病名:乳がん
性別(年齢):女性(50歳代)
決定した年金種類と等級:障害厚生年金2級
請求方法:認定日請求
受給額:年額約130万円
相談時の相談者様の状況
『癌の場合でも社会的治癒を使えますか? 』他の事務所さんでは無理といわれましたが、とおっしゃってご夫婦で面談に来てくださいました。
平成19年に発症し手術を受け、その後治療に専念しました。平成25年に治療が終了し、その後は定期的に経過観察のみを続けていました。治療終了ごろから仕事を再開。就職し、フルタイム勤務をしていました。日常生活にも問題はありませんでした。
平成31年、腫瘍マーカーの数値が上昇したため精査したところ、多発転移が確認されました。治療開始と同時に退職し、現在は治療および療養に専念している状況です。
相談から請求までのサポート
初診日のころは国民年金第3号被保険者でした。再発時は厚生年金加入です。
治療終了から再発までの期間が6年ほどあり、その間、完全に社会復帰されていたことから、社会的治癒により再発日を初診日として書類を集め請求しました。
結果
障害厚生年金2級に認定されました。
執筆者紹介
-
中村美恵子(なかむらみえこ)
社会保険労務士・医療労務コンサルタント。日本橋を拠点に障害年金をサポートしている。累計相談数6,000件超(2024年6月現在)
最新の投稿
- 10月 1, 2024アルコール性肝硬変アルコール性肝硬変にて障害厚生年金2級に認定された事例。
- 9月 30, 2024腓骨神経麻痺「初めて2級」により障害基礎年金2級に決定した事例。
- 8月 7, 2024急性リンパ性白血病急性リンパ性白血病にて障害厚生年金2級を受給した事例。
- 7月 22, 2024乾癬性関節炎膠原病(乾癬性関節炎)にて障害厚生年金3級を受給した事例。
関連記事
クイックタグから関連記事を探す
「がん乳がん」の記事一覧
- 乳がんにて障害厚生年金3級に認定された事例。
- 一時的な人工肛門造設であったが障害厚生年金3級を取得した事例。
- 膀胱癌(尿路変更術)にて、障害認定日の特例を適用し障害厚生年金3級を受給した事例。
- 乳がんで障害基礎年金2級を受給した事例。
- 厚生年金加入中、乳がんで障害厚生年金受給。障害認定は3級、事後重症は2級で決定。遡及170万円。
- S状結腸癌・腹膜播種で障害基礎年金2級決定、遡及分約160万円も受給。
- 咽頭がんで障害厚生年金2級 約170万円を受給。
- 直腸がんで脳・腹膜・肺に転移が見つかり、その後ご遺族が障害年金を受給した事例。
- 食道がんで障害基礎年金2級、遡及も認められたケース。
- 卵巣がんにて障害厚生年金3級に認定された事例。