乳がんにて障害厚生年金3級に認定された事例。
傷病名:乳がん
性別(年齢):女性(50代)
請求方法:遡及請求
決定した年金種類と等級:障害厚生年金3級
受給額:遡及分を合わせ250万円
相談時の相談者様の状況
HPを見て当事務所にご連絡いただきましたが、外出がむずかしいためオンライン面談を行いました。
初診日から数年経過していたため、障害認定日当時の日常生活についてヒアリングしたところ、現在も障害認定日当時も、体調にほとんど変化がなく、仕事ができない状態であったことがわかりました。
相談から請求までのサポート
現在も障害認定日当時の状態も障害等級に該当する可能性があることがわかったので、遡及請求で進めることにしました。
診断書は主治医に書いていただく予定が、ご本人が別の医師に依頼してしまったため、実態ではない診断書ができあがってきました。
ご本人が納得できなかったため、主治医に相談し加筆していただくことができました。
請求後に「医師照会」が入りました。これは、主治医に対応していただくことができました。
結果
障害認定日も現在も障害厚生年金3級に認定されました。
今後、体調が悪化した場合は、「額改定請求」という制度を利用することができることをご本人に伝えました。
執筆者紹介
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中村美恵子(なかむらみえこ)
社会保険労務士・医療労務コンサルタント。日本橋を拠点に障害年金をサポートしている。累計相談数6,000件超(2024年6月現在)
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