卵巣がんにて障害厚生年金3級に認定された事例。
傷病名:卵巣がん
性別(年齢):女性(40代)
請求方法:事後重症請求
決定した年金種類と等級:障害厚生年金3級
受給額:年額約70万円
相談時の相談者様の状況
Yさんは、3年前のがん検診で卵巣に異常があることがわかりました。 婦人科で検査を行ったところ卵巣がん見つかり、手術を受けました。
卵巣がんは、婦人科系のがんの中では乳がんの次に発症が多いがんです。また卵巣は体の奥にあるため自覚症状が少なく、発見されたときにはすでに他の器官に転移している場合もあります。
Yさんの場合も、術後、摘出できなかった腫瘍を抑えるため化学療法を受けていましたが、1年後に腹膜に転移していることがわかりました。手術後も勤務は続けていましたが、通院や抗がん剤による治療、その副作用からこれ以上勤務を続けられなくなり退職に至りました。
相談から請求までのサポート
女性どおしということもあり、症状等を積極的に話してくださり、より細かくヒアリングをすることができました。その内容から障害厚生年金3級に該当すると判断でき、医師に診断書を作成していただき、申請しました。
結果
障害厚生年金3級の受給が決定し、退職後の不安がある程度解消され、「今後は治療に専念できる」と喜んでいただきました。
執筆者紹介
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中村美恵子(なかむらみえこ)
社会保険労務士・医療労務コンサルタント。日本橋を拠点に障害年金をサポートしている。累計相談数6,000件超(2024年6月現在)
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