進行性感音難聴で障害厚生年金2級を受給。
相談者:男性、請求時障害者枠でフルタイム勤務
傷病名:進行性感音難聴
決定した年金種類と等級:障害厚生年金2級
受金額:約110万円
相談時の相談者様の状況
幼少時から左耳が聞こえにくいと感じていましたが、右耳が正常に聞こえたため普通に授業に出席していました。
生活に支障がなかったため通院もしませんでした。
就職し10年ほど過ぎたころ、入浴中に右耳が突然聞こえにくくなったように感じ、通院。突発性難聴と診断され、入院し点滴による治療を受けました。
その後も通院しましたが、右耳の内耳に水が溜まっているような感じや耳鳴り、季節の変わり目や温度変化によって両耳の状態が悪化することを自覚。
現在では両耳とも補聴器を外すと自分の声も聞こえない状態となりました。
電話による会話もほぼ不可能となり、障害年金受給を考え、当事務所へ相談に来てくださいました。
その時は付き添いの方がご一緒でした。
相談から請求までのサポート
まず初診日を特定するため受診状況等証明書を取得しました。
ところがこれに紹介状が添付されていたため、紹介状を記載した病院に連絡し、再度受診状況等証明書を取得。これにより初診日を特定しました。
同時に幼少時に通院していないことをきちんと主張したかったので、当時の授業中のことや体育の時間はどうしていたかなど学校の状況、生活状況を詳しくヒアリングし、病歴就労状況等申立書に写し取りました。
またご本人が主治医と良い関係を築いていらしてコミュニケーションもよく取れていたので診断書作成を主治医が快諾してくださいました。
結果
厚生年金2級に決定し、年金額は約110万円となりました。
幼少時からの耳の状態をきちんと申立書に落としてくださりありがとうございましたと言っていただき大変嬉しく思いました。
更新時もぜひサポートをお願いしたいとも言っていただけました。
執筆者紹介
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中村美恵子(なかむらみえこ)
社会保険労務士・医療労務コンサルタント。日本橋を拠点に障害年金をサポートしている。累計相談数6,000件超(2024年6月現在)
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