障害認定日後に病状が悪化。悪化の状態を診断書に全て加筆してもらい障害認定日請求。難治性気管支喘息で厚生年金3級が決定。
難治性気管支喘息
男性 40代
決定した年金種類と等級:障害厚生年金3級
支給額:年額約100万円
相談時の相談者様の状況
ご本人が会社帰りに面談に来てくださいました。3年前に咳がひどくなり、呼吸困難となり受診し直後に休職を開始しました。休職中に大病院へ転院し、難治性気管支喘息の診断を受け、本格的な治療を開始しました。1年半休職し、期間満了のため仕方なく復職しましたが、その後体調が悪化し、救急受診や1週間ほどの入院を繰り返し、業務に大きな支障が出ました。
相談から請求までのサポート
障害認定日の診断書ができあがり、届け出が近づいた頃から体調が悪化しました。夜間の緊急診療や薬の増加、短期入院などが立て続けに発生したため、その都度、主治医にお願いし、診断書に加筆していただきました。
そのため障害認定日以降約半年間の状態が記載された診断書になりました。
本来、障害認定日請求は、障害認定日から3か月以内の状態が記載された診断書を提出することになっています。したがって、例外ではありましたが、現在の正確な状態に基づいて認定してほしいという気持ちからこの診断書を出しました。
結果
障害厚生年金3級に決定しました。
ご本人も主治医もまさか受給できるとは思っていなかったとおっしゃり大変喜んでいただけました。お役に立てたことを本当にうれしく思いました。
執筆者紹介
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中村美恵子(なかむらみえこ)
社会保険労務士・医療労務コンサルタント。日本橋を拠点に障害年金をサポートしている。累計相談数6,000件超(2024年6月現在)
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