アルコール性肝硬変にて障害厚生年金2級に認定された事例。
傷病名:アルコール性肝硬変
性別(年齢):男性(50代)
請求方法:事後重症請求
決定した年金種類と等級:障害厚生年金2級
受給額:年額約170万円
相談時の相談者様の状況
ご本人がおひとりで来所されました。ご自身で、受診状況等証明書、診断書を取得されましたが、制度が複雑で一人で請求できないということで、ご相談に来られました。10年前に非代償性肝硬変に罹患し、その後、治療に専念していましたが、3年前に肝細胞癌を併発され、約2年前から脳死肝移植待機中とのことでした。直ちに、請求が必要と思い受任しました。
相談から請求までのサポート
診断書を精査した結果、2、3点、軽微な瑕疵がありましたが、申立書にて対応することにしました。病歴就労状況等申立書については、発病から現在まで丁寧にヒアリングし、詳細な申立書を作成しました。特に、5年前より、断酒継続中であること、また、認知機能低下により、日常生活全般及び就労において、多大な支障をきたしていることを記載しました。
尚、認知機能低下については、別途、主治医の意見書を添付しました。
結果
障害厚生年金2級の受給が決定し、就労制限による収入減の不安がある程度解消され、「今後は治療に専念したい」と仰っておりました。
執筆者紹介
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中村美恵子(なかむらみえこ)
社会保険労務士・医療労務コンサルタント。日本橋を拠点に障害年金をサポートしている。累計相談数6,000件超(2024年6月現在)
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