障害認定日から5か月後の診断書も提出しI型糖尿病で厚生年金3級が決定。
傷病名:I型糖尿病
性別(年齢):男性(50代)
決定した年金種類と等級:障害厚生年金3級
請求方法:認定日請求
受給額:年額約110万円
相談時の相談者様の状況
ご本人が通院の帰りに当事務所へ面談に来てくださいました。I型糖尿病は、糖尿病患者の大部分を占めるⅡ型と違い、突発的に発症します。Aさんも2年ほど前に突然発症し、その後インスリン注射や血糖値の管理などのため、廃業せざるをえなくなりました。血糖値の乱高下が激しく、大変つらい毎日であることがよく分かりました。
相談から請求までのサポート
お話をうかがったところ、障害認定日当時は、まだなんとか仕事を続けていられる状態でしたが、その後体調が悪化し、障害認定日から5か月ほど経過したときに退職されました。
退職されたときの状態がかなり悪化したことが明らかでしたので、原則からは外れますが、障害認定日の診断書と5カ月経過後の診断書の2枚を取得し、提出することにしました。日常生活に関する参考資料も作成し、医師に見ていただき診断書作成の参考にしました。
結果
障害認定日は不支給、5カ月経過後の診断書は障害厚生年金3級に決定しました。
診断書を2枚提出したことが障害年金受給につながり、ホッとしました。
執筆者紹介
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中村美恵子(なかむらみえこ)
社会保険労務士・医療労務コンサルタント。日本橋を拠点に障害年金をサポートしている。累計相談数6,000件超(2024年6月現在)
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